冬にブレーカーが落ちる原因はこれ|甲府・甲斐・南アルプス市のよくあるパターンと対策

冬の甲府・甲斐・南アルプス市って、家の中がじわっと冷えますよね。
エアコン暖房をつけて、こたつに入って、ようやく落ち着いたところで――
夕飯を温めようと電子レンジ。
IHでお湯を沸かして、ついでにドライヤー。
洗面所の暖房も入っている。
もちろんエアコンはつけっぱなし。
その瞬間、「ブツン」。
部屋が暗くなって「え、停電?」「また?」と地味に焦る。
しかもそういう時って、朝の支度や夕飯の準備中。
ただでさえバタバタしている時間にブレーカーが落ちると、空気がピリッと張りつめてしまいます。

でも、ここでお伝えしたいのは――
こうした冬のブレーカー落ちは、家電の故障ではなく「電気の使いすぎ(過負荷)」が原因であるケースがとても多いということ。
過負荷で落ちるなら、原因は「使い方」や「回路の偏り」にあるのかもしれません。
もしあなたのご家庭でも「またか…」という場面が増えているなら、いまの使い方を少し見直すだけで、暮らしがずいぶんラクになる可能性があります。

よくある「冬のブレーカー落ち」パターンとは

冬になると、ブレーカーが落ちるのは決まって同じようなタイミングではないでしょうか。
たとえば、こんな場面に心当たりはありませんか?
- 落ちるのはだいたいリビング周り
- 「エアコン+電子レンジ」だけでも怪しい
- IHとドライヤーが重なると高確率で落ちる
- 夏は平気なのに、冬だけ頻繁に起きる
- 朝や夕方など、家族が集まっているときに起きやすい
これらに共通しているのは「同時に電気を使う量が多い」という点です。
特に冬は暖房が“ずっと動いている”ので、そこに電子レンジやIH、ドライヤーといった「瞬間的に電力を大きく使う家電」が重なると、電気の使用量が一気に跳ね上がります。
リビングやキッチンは、そもそも家電が集まりやすい場所です。
エアコン、テレビ、加湿器、照明、調理器具、暖房器具、スマホの充電機器などが密集しているため、「同時使用」が自然と増えてしまうのです。
そして、そういうときに限って「また?」とつぶやいてしまう。
これが、冬によくあるブレーカー落ちの典型的なパターンです。
主な原因3つと、その仕組み

ブレーカーが頻繁に落ちる原因は、家電の故障や老朽化とは限りません。
実際には、以下の3つの理由が重なっているケースが非常に多いです。
1)リビング回路が過負荷になっている
リビングは「家電が最も集まりやすい場所」です。
エアコン・テレビ・こたつ・加湿器・照明・スマホの充電器など、便利なものはすべてここに集まります。
このため、同じ電気回路に多くの家電がつながっていることが多く、同時に使うと“回路の限界”を超えてしまいやすいのです。
「落ちるのはいつもリビング」
「こたつとレンジを同時に使うと必ず落ちる」
こうした症状がある場合は、リビングの回路に負荷が集中しているサインかもしれません。
2)契約容量(アンペア)が足りない
一般的な住宅では、契約アンペア数(30A・40A・50Aなど)に応じて「家全体で同時に使える電力量」が決まっています。
この上限を超えると、家全体のブレーカー(主幹ブレーカー)が落ちます。
冬は暖房のように“長時間動き続ける家電”が多いため、そこにIHや電子レンジ、ドライヤーなど「一気に電気を使う家電」が重なると、すぐに契約アンペアの上限に達してしまうのです。
「使っていない部屋まで全部真っ暗になった」
という場合は、契約アンペア不足の可能性が高いです。
3)分電盤の回路配分が偏っている
分電盤(ブレーカーの集合場所)は、本来「負荷のバランスを取るために各部屋・各用途で回路を分けている」ものです。
しかし、設計や増設の都合で「キッチンとリビングが同じ回路」など、偏った配線になっていることもあります。
たとえば、暖房をつけたリビングでテレビやこたつを使いつつ、キッチンではIHや電子レンジを稼働させる。
それらが実は“同じ回路”だったとしたら…?
当然、負荷が集中してブレーカーが落ちてしまいます。
「なぜか冬だけ特定の場所で頻発する」
そんなときは、分電盤の中の配線バランスが偏っているかもしれません。

ご家庭でできるチェックポイント(切り分けと応急対応)

「また落ちた…」と感じたとき、すぐに専門業者へ依頼するのも選択肢ですが、まずはご自身で簡単に確認できるポイントもあります。
原因の傾向がつかめれば、無駄な我慢や不安を減らすことにもつながります。
① 落ちる直前に使っていた家電をメモする
ブレーカーが落ちる原因は「組み合わせ」にあります。
エアコン+レンジ+ドライヤーなど、“いつも同じパターン”で落ちていないでしょうか?
メモしておくことで、次に同じ状況が来たときに備えたり、業者へ相談する際の材料にもなります。
② どのブレーカーが落ちたかを確認する
ブレーカーが落ちたとき、分電盤を見ることで「主幹ブレーカー」なのか「個別回路ブレーカー」なのかを確認できます。
- 家全体が真っ暗 → 主幹ブレーカーが落ちた → 契約アンペア不足の可能性
- 一部の部屋だけ停電 → 個別回路が落ちた → 過負荷 or 回路の偏りの可能性
この違いが分かるだけで、対策の方向性が大きく絞れます。
③ 応急的に“重なり”を避ける
一時的な対処として、「重なりやすい家電の同時使用を避ける」という方法があります。
- IHと電子レンジは同時に使わない
- ドライヤーを使うときは、他の暖房を一時的にオフにする
- 洗濯乾燥機を使う時間をずらす
ただし、これはあくまで“応急処置”です。
毎日の生活の中でずっと気を使い続けるのは、正直かなり大変ですよね。
そのストレスが積もる前に、次の対策を検討することをおすすめします。
こんなときは早めの点検を:危険サインと対応

「また落ちたな」で済ませているうちはまだしも、以下のような“異変”がある場合は注意が必要です。
放置してしまうと、電気火災や家電の故障につながるリスクもあります。
コンセントやプラグが異常に熱い
使用後に触って「熱いな」と感じる場合、負荷がかかりすぎている可能性があります。
特に長時間使い続けたあとに熱を持つようであれば、内部で劣化が進んでいるサインかもしれません。
焦げ臭いにおいがする
コンセントまわりや電源コードから、焦げたようなにおいがする場合は要注意。
目に見えない場所で異常発熱が起きている可能性があります。
この状態で無理に使い続けると、火災の原因にもなりかねません。
バチッと音がする/火花が見えたことがある
スイッチを入れた瞬間に「バチッ」と音がしたり、火花のような光が走った経験がある場合、それは“接触不良”や“過電流”が起きているサインです。
安全上、早めの点検が必要です。
ブレーカーが落ちる頻度が増えている
冬の始まりとともに、だんだんとブレーカー落ちが増えてきた。
そんなときは、生活スタイルに対して今の電気設備が追いついていない可能性があります。
落ちる場所が毎回バラバラで原因が読めない
同じ家の中で、ある時はリビング、ある時は洗面所、といった具合に原因がつかめないとき。
分電盤の回路バランスや経年劣化、見えない部分でのトラブルが重なっている可能性があります。
これらのサインがひとつでもあれば、「使い方に気をつける」では解決が難しい段階かもしれません。
できるだけ早めに、専門の電気工事士へ相談することをおすすめします。

現実的で無理のない3つの対策

「同時に使わないように気をつける」というのは、一時的には有効です。
でも実際には、夕飯時や朝の支度など“どうしても重なる”時間帯がありますよね。
無理に我慢し続けるのはストレスになりますし、いずれ限界が来ます。
だからこそ、家の使い方に合わせた“現実的な対策”が必要なのです。
以下の3つは、私たちが現場で実際にご提案している主な改善策です。
対策1)契約アンペアの見直し(30A→40A/50Aなど)
契約アンペアとは、「家全体で同時に使える電気の量」の上限です。
30A契約のままでは、冬のピーク(暖房・IH・電子レンジ・ドライヤーなど)が重なると、あっという間に上限を超えてしまいます。
「家全体が落ちる」タイプのブレーカー落ちには、この契約容量の引き上げが非常に有効です。
もちろん、電力会社との手続きが必要になります。
費用もそれなりにかかる場合がありますので、まずは専門業者に相談しましょう。
対策2)回路の負荷分散(偏りを整える)
分電盤の中で、どの部屋・どの家電がどの回路につながっているかを見直します。
「リビングが落ちやすい」「キッチンを使うと落ちる」など、特定の場所で問題が起きている場合は、この見直しでバランスを整えることができます。
実際には、回路を分け直すだけで症状が解消されるケースも多いです。
対策3)専用回路の整備(必要な機器は“単独レーン”へ)
IHやエアコン、乾燥機などの“電力消費が大きい家電”は、専用の回路にすることで安定して使えるようになります。
「この家電だけは、別の道を通す」イメージです。
これにより、他の家電と同時に使ってもブレーカーが落ちにくくなり、日常のストレスも大きく軽減されます。
いずれの対策も、「少しの手間」で暮らしの質が大きく変わる方法です。
これまで我慢していたブレーカー落ちのストレスを、根本から減らすことができます。
まとめ:我慢より“仕組み”を見直す暮らしへ

冬になると、「またか…」と感じるブレーカー落ち。
特に甲府・甲斐・南アルプス市のような寒冷地域では、暖房や調理家電の稼働が増えるため、こうしたトラブルが起きやすくなります。
でもその多くは、“誰かのミス”や“家電の不調”ではありません。
日々の暮らしの中で、必要なタイミングで必要な電気を使っているだけ。
むしろ、問題は「家の仕組み」のほうにあるのです。
・契約アンペアの見直し
・回路バランスの整理
・専用回路の設置
こうした小さな改善をすることで、毎日のストレスはぐっと軽くなります。
「もう気を使わなくていい」――それだけで、日々の生活にゆとりが生まれます。
もし、ブレーカーが落ちるパターンが固定化してきたと感じたら。
それは“見直しのサイン”かもしれません。
我慢より、まずは電気の使われ方を整理してみませんか。


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